OracleのSQLを無料で学習できるAPEXを使うまでにつまづいたポイント2つ
下記の連載を読んで、APEXなるものを利用してOracleのSQLの勉強をしようとしたのですが、7年前の記事ということもあり、つまづいたポイントがあったのでまとめました。
APEXとは?
APEXは通常、Oracle Databaseにインストールして使用する製品です。
しかし、SQL文を試す「SQLワークショップ」という機能を備えているため、無料でOracleのSQLを学習できます。
また、ブラウザで利用できるため、ソフトのインストールが不要です。
APEXを使う利点は?
APEXを使用してSQLを学習する利点は、Oracle特有の文法を学習できるということです。
SQLの学習をするには、自分のPCにMySQLなど無料のDBを入れてしまうのが実践的で良いと思います。
ですが、Oracleは有料のため、Oracleを仕事で使う場合や、Oracleの試験勉強のためにはAPEXを使用するのが良いです!
(Oracleとその他のDBでは、細かい文法や変数の扱いなどが異なります)
APEXを使う方法は?
わたしは、以下の記事の通りの流れでAPEXを使用しました。(ユーザー登録などが必要です)
www.atmarkit.co.jp
以下では、↑の記事の通りに進めてうまくいかなかった部分を2つ説明していきます。
その1.ユーザー登録の返信メールが遅い
まず「あれ?」と思ったところは、ユーザー登録で必要事項を記入した後、返信のメールが来るまでに半日程度かかったことです。
もちろん無料サービスですし、時間がかかることに不満はないのですが、「遅ければ1日程度かかります」とか書いておいてくれれば…。
なぜこんなことを言うかというと、メールアドレスを間違えて記入したのかな?と思い、もう一度登録してしまったからです。
二重登録になってしまいました、オラクルさんすみません…!
その2.EMP表が初期サンプルとして含まれていない
↑で紹介した記事の最後では、EMP表が初めから用意されている前提でselect文を実行しています。
しかし、私が同じ文を実行したところ、「ORA-00942: 表またはビューが存在しません。」とエラーが発生してしまいました。
そこで、どこかからサンプルをダウンロードできないかと探したところ発見したので、方法をご紹介します。
①SQLワークショップを選択
②ユーティリティを選択
③サンプル・データセットを選択
④EMP/DEPTをインストール(記事で使われているEMP表です)
これでインストールは完了です。
実際にSQLが実行できるか確認してみましょう。
SQLワークショップから、SQLコマンドを選択し、SELECT文(select * from emp;)を入力して実行すると、emp表のデータが表示されています。